■東京ビックサイトで開催されている”プリント配線板EXPOに弊社も出展をしており、初日と二日目は私も情報収集もかねて参加をしてきました。二日目の帰りは、4月に入社する内定者の二人と昨年入社の社員さんと4人で新幹線で帰宅をしました。内定者の皆さんには、毎年入社前にこの展示会に見学に来ていただくことが、入社までのプログラムの一つです。入社前にこのような体験をして頂くことが良い刺激になると思いプログラムの一つに入れました。お二人とも「疲れたけど、将来性のある業界のブースを回り、刺激がありました。」と笑顔で話されていました。
■参加をして頂いた展示会について私の感想はと言えば、6つのジャンルの各ブースを回ってみて強く感じたのが、例年ですと海外のお客様の来場が30~40%位あったのが、10%もいない感じで驚きました。不景気と円高の影響が大きいのかなといった印象です。残念なのは各企業とも、取り立てて目新しい製品が出ているわけでもなく、新規顧客開拓のために機能や価格を絞ったトリガ製品を無理やり出しているのが特徴でした。技術的にいえば、高機能化・省エネ化・環境に配慮していくために、より小型化・信頼性アップのための、さまざまな機能が付加され、日本の素材産業のすそ野の広さを強く感じました。解析・分析・検知などのセンサー分野の素子のお陰で、製品がより小型化・緻密化され、自動化の進展に大きく貢献して居るという印象です。モーターやアクチュエーターなど、駆動する小型部品が、毎年さらに極小化していくのを見るたびに、日本人のもの造りのすごさを改めて感じました。
■新人社員さんも、ベテラン社員のお客さまとの技術的な話の中で、業界の流れや、成功・失敗談など、経験に基づく話が前後に出て、技術的以外の幅広い経験も必要だということを再認識したようです。教えを乞うことは大切なことですが、ただ聞くだけの受身の姿勢では自分の中に本当に落とし込まれることはありません。技術などは盗んで覚えることも若い方には是非実践をして頂きたいですね。私も常に若い方から学ぼうと、若い方の良いことを盗もうと常にアンテナをはっています。
参加して頂いた内定者のお二人には最後まで笑顔で頑張っていただいたことに感謝です。ありがとうございます。
■会場前の朝礼から参加をしてもらい、先輩社員の真剣な姿勢に学ぶことも多くあったと思います。ブースにいる先輩社員さんは、リクルーターとして会社説明会や面接などで内定者のお二人とと接していたので、打ち解けやすさとリクルーターではない先輩社員さんの姿が、新鮮に映ったのではないでしょうか。私の経験から、若いうちに多くの経験や体験・苦労をしておく事が必ず将来役に立つと言う思いもあり、内定者の方や若手社員さんにはたくさんの経験をさせてあげたい。それがベースになって色々な取り組みをしています。
■先輩社員さんも、内定者のお二人の前でいいところを見せようと張り切っている気持ちが伝わってきます。自分によい刺激を与えモチベーションをあげることはとても良いことです。社会に出たら様々な場面で力を発揮していかなければなりません。周りや環境のせいにしていたら成長はできません。逆にそれらを見方にできる人はどんどん成長していくでしょう。 ”やりがいは自分でつくるもの”