■理念勉強会の趣旨
世代を超えた学びの場」
平成18年2月に「理念経営・経営者の会」を6名にて、発足しました。当初は30代から50代まで、年齢バランスよく各世代の考え方を学んでいこうと集まりました。現在では20代の女性後継者も参加して、総勢9名となっています。毎月1回の開催ですが、すでに1年間の日程は決まっています。設問表に沿って進めていますが、半数近くは後継経営者ということで、世代間の考え方の違い等が見え隠れします。ときには、精神的ストレスの対処法、経営者としての心構えなど、設問表とは違う内容に発展することもしばしばです。参加者は製造業・ソフトウエア業・会計事務所など、業種や規模の違いはあれ、理念に基づく人材育成・後継者問題・新規営業開拓など、共通の悩み相談事、景気の話まであり、そこから少しでも自社に落とし込もうと、真剣そのものです。知って・学んで・成果を出し、お互いが幸せになることを共通の目的とし、さらに「理念の浸透」を図って参ります。
【社員さんに与える経営情報】
■毎月社員さんが自主的に社内で行っている理念勉強会と同じ教材を使い経営者どうしでも勉強会を毎月行っています。今回のテーマの中に「あなたの会社では社員さんには、どのような経営情報を与えていますか?」という設問がありました。
■当然、数字などの経営情報や目標数字に考えが言ってしまうのですが、事例になっていた会社の社長さんが、「社会が必要としない会社は伸びない、逆に言えば、社会が必要とするからこそ会社は伸びる。・・・」とおっしゃっていました。私は、どうやって客様に喜ばれるか、そしてそれを実践するための経営資源などの情報が、社員さんに与えていかなければならない、経営情報なのかも知れないと、勉強会を通じて感じる事ができました。
■経営者は当然数字に対して強い意識を持っていますが、あくまで数字は結果であって、それは経営者の責任であり、社員さんは具体的な実践こそが役割であり、それができるようにしてあげる事が、経営者の努めである。そして、リーダーの方は、一般社員さんの3倍は勉強をし、経営者は、リーダー方の10倍は勉強しなければならない!常に考え実践しています。