先日、経営者の理念と経営の・強会で「品質」についての話題 がでました。この「品質」は、製品・商品やサービスの質的な 水準を示す用語として使用されていますが、「品質」には二つの 大きな側面があると考えます。一つは、「お客様との信頼の絆」です。製品・商品の品質を通 してお客様との関係が築かれるということです。 製造業ではよく、「価格は一瞬、品質は永遠」と言われます。 商品やサービスを買うとき、価格は購入の意思決定の重要な要素 になりますが、買ったが最後、あれだけこだわった価格は忘れ去られ、使用・利用のたびに評価される満足度レベルしか残らな い、という意味です。
品質を通してお客様との信頼の絆を築けなかった例です。石原1もう一つの側面は「競争力」です。品質の高さが差別化となり、イメージ的にも好印象を与えることができ、優位に立つことができるということです。北米での日本車や、国内で販売されている有名ブランド商品を見るとよくわかります。商品は「品質」「納期」「価格」のバランスがとても大切なことは、いうまでもありませんが、接客対応等の「サービス」を含め、常に「品質」を高める努力をしていくことが中小企業の生き残りの最善策だとの認識を全員が持ちましょう!
近年、デフレのあおりで安価な商品が続々登場してもてはやされましたが、品質のレベルが分かると売れなくなりました。